会長のぼやき

広島アニメ同好会、会長がぼやく。ぼやきにぼやく。

ドラッガー マネジメント

HADという組織を立ち上げ、運営を始めてから早いもので6年の月日が過ぎ去りました。組織の運営というものは大変難しくもあり、大変面白いもので、答えのない問いを解き続けるある種の芸術作品に似た趣があります。

 

私は、特別組織運営に興味を持っていたわけでもなく、組織運営が得意だったわけではありません。言うなればただの思い付きで組織を設立し、その流れで運営をしてきただけなので、運営に対する知識などは全くありませんでした。

 

設立当初はノリと勢いで多少強引に組織を運営していた自分も、設立して2~3年目くらいになるとノリと勢いだけでは運営が立ち行かなくなり、どうしたものかと思い悩んだ時期があります。

 

そんな折にちょうど世間で流行っていたのが「もしも高校野球の女子マネージャーがドラッガーの『マネジメント』を読んだら」通称「もしドラ」なる本です。アニメ化や映画化もしているためご存知の方も多いでしょう。

 

御多分に漏れず私も「もしドラ」なる作品が存在している事とある程度の内容は把握しておりました。そしてこう思い至ったのです。

 

ドラッガーのマネジメント読めば、組織運営の糧になるんじゃないか?

 

人間の感情とはひどく単純なもので、こう思い至った時は立ち込めていた暗雲が晴れ渡ったかのような、いや、さらに詳しく例えるならば一筋の雷が立ち込めていた暗雲を吹き飛ばしたかのような気持ちになったのを今でも覚えています。

 

「思い立ったが吉日」これは私の人生の指針でもあります。思い立ったのならやる他ない。広島アニメ同好会を立ち上げた時もそうでした。何もせずに延々と悩むくらいならばやってみてから悩む方が遥かに良いと思っています。

 

この時もそうで天啓の如き閃きを得た次の瞬間には既にAmazonの買い物かごの中にマネジメントが1冊入っておりました。思い立ってしまった以上買う以外の選択肢はない。単純な数式です。

 

前置きが少し長くなってしまいましたが、そうして手に入れたマネジメントという1冊の本。この本が組織を運営するにあたって、いかに役に立ったかを今日は語りたいと思い、長らく放置していたブログをこうして再び立ち上げているわけです。

 

まず本を手に取った時、その十分な厚さと重みが我々に与えてくれる安心感の大きさは計り知れません。この厚さと重みは即ち我々の前に立ちはだかる大きな壁を打ち砕く力なのだと気付く瞬間です。

 

更にこの本を購入することで「自分は組織運営のためにマネジメントという本を買った」という事実を手に入れられることも、マネジメントを購入して得られた大きな効果の1つです。

 

買っただけで読まなければ意味がないとのご意見もわかります。しかし本当に購入した時点でゴールと言っても差し支えが無いです。それくらい購入することに意義があります。

 

何故なら組織運営のためにマネジメントを購入した時点で、それは組織運営という命題に対して真剣に取り組んでいる証拠であり、またマネジメント不所持の自分からマネジメント所持の自分に変われたということは、それだけで大変大きな自信に繋がるからです。

 

私自身もこの自信に大変救われてきました。

何か運営で行き詰まった時も「自分はマネジメントを持っているんだ。」という謎の自信が湧いてきて、不思議な力によって様々な局面を乗り越えてきました。

 

もちろんこの時点で私はまだマネジメントを読んではいません。自信の根拠もありません。しかしプラシーボ効果という表現が1番近いでしょうか。自分はマネジメントを持っているから大丈夫だという思い込みが実際に現実にも良い影響を与えてくれたようです。

 

皆さんは「鶴の恩返し」という昔話をご存知でしょうか。

おじいさんに助けられた鶴が人間に化けて恩返しに現れ、自分の羽を使い機を織る。機を織る姿は決して見ないでくださいと言われていたおじいさんは欲に負けその姿を見てしまう。姿を見られた鶴はその場から立ち去り二度とおじいさんの元へ姿を見せることはなかった。

 

と、こんなお話しですが、実はこのお話、江戸時代に実際にあったプラシーボ効果の話が元になっていると言われています。

 

ある男が病にかかり床に伏せてしまった。何件も医者にかかったが原因がわからず困っていると、その男の妻が良い薬があると数粒の白い薬を男に手渡す。いわく「妻の家系に先祖代々伝わる秘伝の薬」とのこと。これを飲めばどんな病もたちどころに良くなるらしい。

 

男は喜んでその薬を飲むと、これまでの不調が嘘のようにすぐに病が治った。これは凄いと妻にその秘伝の薬の作り方を聞くと、この薬の作り方を他の家系に伝えることは禁じられていると言われ教えてもらうことはかなわなかった。

 

その後、再び男は原因不明の病にかかる。妻に秘伝の薬を作ってくれるよう頼むと妻は「秘伝の薬を作っているところは決して見ないでください」と言い炊事場へ消えた。よせばいいのに男は欲に負けて炊事場を除いてしまう。そこにはせっせと小麦粉をこねて丸める妻の姿があった。

 

その姿を見てしまった男にはもう二度と妻の作った秘伝の薬が効くことはなかったという。

 

と、思い込みの力は病をも治すという江戸時代にあったプラシーボ効果のお話が鶴の恩返しの元の話と言われています。

まあ、これは私が今考えた嘘なのですが、それくらいプラシーボ効果というのは凄いということです。

 

少し話は脱線しましたが、要するに何が伝えたいかというと、マネジメントを買うだけで運営に対する自信が付き運営がうまく行くようになるからマネジメントは凄いということです。

 

読まなくても運営が上手くいくなんてまるで夢のような著書です。実際に購入しただけで全く読んでいない私が言うので間違いないです。

 

とにかく皆さん、組織運営に悩んだらドラッガーのマネジメントを購入してみてはいかがでしょうか?